国土の約4分の1が海抜0m以下(つまり、海面より下にある土地)というオランダにおいて、排水用風車は水害を防ぎ、低湿地を農牧地や居住地に変える役割を担っていた。さらにその動力は、製粉、脱穀、製材などにも利用され、人々の生活に不可欠な存在だった。しかし、蒸気や電気、石油と代替エネルギーの進歩発展とともにその姿を消し、最盛期に1万基あった風車も、近年はオランダ全土で約950基残るのみという。
オランダ南部の水郷地帯キンデルダイクには、1740年代に建造された風車がノルド川に沿って19基建っている。そのうち17基には風車守の家族が住み、風車の手入れを続け稼働可能な状態を維持しつつ、文化記念物として、その保存に努めている。
※運河沿いに風車が建つ昔ながらの風景を、川下りの遊覧船で楽しむ事が出来ます。2010年、W杯サッカーの日本の対戦国【オランダ】の、のどかな風景でした(_ _)