ウルル、カタ・ジュターともに、オーストラリアの先住民アボリジニの重要な聖地である。アボリジニの創世神話では、【夢の時代】に【偉大な祖先】が、陸地を歩きまわって世界を創造したと説かれている。偉大な祖先が通った道はすべてウルル(【日陰の場所】の意味)で交わっており、仕事を終えた偉大な祖先は、ウルルやカタ・ジュター(【たくさんの頭】の意味)などで休息しているという。神聖な場所は岩絵(最古のものは約1万年前)で飾られ、洞窟では儀式が行われてきた。
ウルル派【エアーズ・ロック】の名で世界的に知られた巨大な1枚岩である。地上部分は周囲9,4km、比高348m、全長3400mに及ぶ。また、ウルルの西約32kmにあるカタ・ジュターは【オルガ山】と呼ばれ、大小36の岩が連なる地域である。最高地点は546mで、ウルルより大きな一枚岩が、浸食・風化によって複数の岩群になったという。
これらの聖地はヨーロッパからの入植者によって先住民から奪われ、1958年には国立公園に指定され、オーストラリア政府の所有となっていた。しかし、アボリジニのアナング族は土地の返還を要求し、法廷闘争の結果、1985年に所有権が彼らに戻され、本来の名【ウルル】でよばれるようになったのである。
約1300km²の国立公園には、オーストラリア内陸部の典型的な半砂漠地帯が広がり、貴重な生態系が見られる。有袋類のアカカンガルーやフクロモグラなどを含む40種の哺乳類、70種の爬虫類、480種の植物が生息している。
ウルルの岩肌は、太陽の光によって七色に変化すると言われる。オーストラリアに旅行に行った際は、ウルルの7色変化、観察してみて下さい@0@

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