モシ・オア・トゥンヤは、アンゴラ奥地を水源としてインド洋へ流れ込む、アフリカ第4の大河ザンベジ川の中流域にある。南米のイグアスの滝、北米のナイアガラの滝と並んで世界三大瀑布の一つに数えられ、ジンバブエとザンビアの国境にまたがる大瀑布である。
モシ・オア・トゥンヤとは、マコロロ族の言葉で「雷鳴の轟く水煙」を意味する。滝幅は最大で1700m以上、落差は110m~150m。その呼び名の通り、すさまじい轟音を鳴り響かせ、水煙を天空高く立ち昇らせる。雨期の終わりには、毎分最大30万m3もの水が流れ落ちるという。流水は常に岩盤を侵食し続け、滝は川上に後退し続けている。現在の滝は、当初の滝の約80kmも上流に位置している。
イギリス人探検家リヴィングストンがこの滝を発見したのは1855年、当時世界に君臨していた母国の女王にちなんで『ヴィクトリアの滝』と命名し、やがてこの秘境の大瀑布は西欧諸国に知られるようになった。

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